ある日の攻防

繊維質〜

某C○Qでの攻防戦は、ギリギリの所で難を逃れた結果となった。
隊長は「なぜだっ!どうして進行しないのだっ!」と戦局を憂いたが
どうやら第3の敵である、ある物の姿が後半に来て浮かび上がったのだ。


今回、スペシャル隊員として登用された通称『白い人』には
多くの謎が隠されており、最近浮かび上がってきた いわゆる ちっこいおっちゃん
が戦局を撹乱させ、隊長を含む我々を震撼させていた。


「また、おまえかっ!」と私は訝ったが、後の祭り…
その時点で、私は少々負傷しており、戦局から離れた陣地で傍観しているだけ
「いやや〜 何もかも、いやや〜」と『白い人』だがそれは空しい叫びとして
地下機械室に虚しく響くだけだった。

そう言えば、昔SF漫画で「11人いるっ」ってコミックがあって、搭載員は10人のはずが
何故だが1名増えている…そんな設定のSFがあった事を思い出した。


今回の部隊は、3人で構成され、少数精鋭とは言い難いが、それでも
何とか…ところが、担当官は言った。

「あれ?もうひとりは?」


まさかそれは・・・ちっこいおっちゃんの事か?!



隊長は言った。「おっちゃんは嫌だ〜 けど、おかっぱ少女ならOK?」


しかし『白い人』に関する事柄としては、おかっぱ少女は見当たらなかった。



その代り、もうひとつの懸案事項が突発した。
「そう言えば、君『白い人』がパチっている時にな、時々君の後ろに立って
君を睨んでいる、あのおかっぱのおばちゃんは…誰なん?」
私は、恐る恐る尋ねてみた。
「ええー!見たんか!あれはなぁ・・・」