都市の怪談(会談)

あずさ命

パチンコ屋では、たくさん不思議な事が起こります。
以前こちらでもお話した『ちっこいおっちゃん』は
その後増えて、2〜3人居るのですが、ここでは
双子の太った姉妹の話をしたいと思います。


双子の姉妹は、その容貌から察しても、かなりの存在感があり
誰でも「そこに居る」と認識は出来るのですが、素早いのでしょうか
ほんの一瞬でも見逃すと、先程まで着席していたパチンコ台には
居ないのですよね。
「あれ?今まで打ってたやんね?」と白い人に聞いてみたら
「うん…不思議やねんけどな…いつもあんな感じで消えるねん」
との答えを受け賜りました。
そうこうしていると、彼の脇の下から、それはあたかもそこから
登場したかのように「ちっこいおっちゃん」がスルリと通り過ぎて
私は思わず「ええ?今の何やのん?」と尋ねると
「もうええねん…」と白い人がうなだれて答えた。


彼が良く休憩するパチ屋のベンチあるのですが、時々知らない人が
座っていて、それも「ちっこいおっちゃん」でした。
赤い服を着て、狭いベンチで何かをコネている仕草をしていました。
「あれは何をしているの?」と白い人に尋ねたら
「聞かんといて…言うの怖いから…」



ところで最近、その彼が『白い人』から『髭だるま』になりつつあります。
それも聞いたのですが
「ああ、これは魔よけやねん」とサラッと言われました。



ええ、ぜんぶ作り話ですw


おわびとして↓

ネコミミ・ドーモですっ(違和感)